えっ……。


一瞬、頭を殴られたかと思うような衝撃が走る。




兄妹に……



それって……





――――戻ろうか





…………!?!?



振り返ったあたしを、翔平は立ち上がって真剣に見つめていた。






そしてもう一度はっきりと口にした。




「俺達、兄妹に戻ろう」