そう言いながら顔を覗き込むバッと顔を逸らされた。

失礼な奴…。

「瑠美ちゃんって鈍感ていうか天然ていうか無自覚だよな…。」

「いやいや…全部当てはまるよ…小悪魔ちゃんだな!」

「橋本君も高橋君も本人の前で悪口言うとかサイテー!」

もういいもん!

そう言って膨れていると…

「はいはい…お前ら私の瑠美をいじめていいなんて…誰がいったのかな?」

“私の”を強調して言う優ちゃん。

「あ!優ちゃん!!」

私はそう言って突撃するかのように抱き付いた。

藍川優…楓の現在思いを寄せている人、そして私の親友♪

「瑠美は今日も可愛いね♪」

そう言って頭を撫でてくれる…優ちゃんは美人さん!

「えへへ///」

「お前らラブラブだな!付き合っちゃえよ笑」

遊び半分でそんなことを言う高橋君。

「瑠美も優ちゃんが彼氏がいい!!」

楓をガン見しながら言うと鬼のような顔になった上に睨まれた。

「ゆ、優ちゃん!!楓が睨んできます!!!」

へへ~んだ♪

「楓…やめな。」

声を低くして言う優ちゃん…頼りになる///

「すみません…。」

私はしょんぼりする楓に向かって舌を出してべーっとした。

楓はもちろん悔しそうな顔をしていた。

そんな他愛もない話をしていると…