「だって…楓が…お「言い訳はいらねぇー。」

へ?

「あの…私のこと嫌いになっちゃった?」

不安を隠しきれず聞いてみると…

「そんなことで嫌いにならねぇーよ…でもこれからは楓と二人きりになるな…いや…他の男ともだ…後、藍川に抱き付くな。それだけは守れ。」

嬉しい…嫉妬してくれてるんだよね?

でも!

「優ちゃんは女の子だよ!?」

「あ?そんなの知ってる。」

いや…そんな不機嫌そうに言われても…

「じゃー何で優ちゃんに抱き付いたらダメなの!?そんなの私無理!優ちゃんだぁーい好きだもん♪」

「あぁ゛…俺の前で他の奴大好き何て言うな…せめて嫌いまでにしろ。」

おーい!

それ言葉の意味さえ真逆なんですけど!

普通そこは『好き』までにしろじゃないの!?

てかまず…そもそも私が

「優ちゃんのこと嫌いじゃないからそんなの無理!!」

「俺の言うこと聞けねぇーのかよ。」

「わ、私…そろそろ教室に戻ろーと!」

そう言いながら走って教室に向かった。

後ろから琉輝也君の叫ぶ声が聞こえたが無視

『俺の言うこと聞けねぇーのかよ』

それは危険信号が赤になる言葉の一つ

必ずその後に

『分からないんだったら体で教えてやるよ。』

という言葉が続く…

話に全く関係ないと思うのは私だけ?じゃないはず

今までは何とかキスまでで終わらせてきたがもうそんなことが何回もあるとヤバイらしい。

琉輝也君が言っていた…俺は男だと

そんなの見たら分かりますけど…

それに正直毎回毎回琉輝也君の行動はエスカレートしている。

一瞬のキスは苦しいくらいのキスになりしまいには舌を入れられる。

危険すぎる!

たった1週間でこんなにも甘くなるものだろうか…