「こら〜!いい加減に起きなさい!」
朝から起こしにくるお母さんの大きい声。わたしはその声で起きる。
これは中学の時もそうだった。
『はーい...わっ!!もう8時じゃん!!』
「お母さんはずっと7時から起こしてたのに起きないのが悪い!!早く支度しなさい!!」
『入学式なのに!!!』
「お母さんは後で行くわ〜」
急いで制服に着替えて朝ご飯を食べずに家を出た。
『行ってきます!!』
自転車を思いっきりこいでギリギリセーフで学校についた
8:35までつけばいいらしい。
出席番号らしいんだけどどこだろう
わたしの名前は山口 夏花(ヤマグチ ナツハ)
山口だからあとのほうかな〜
32番...32番...
あった!!!!
みんな知らない人ばかり...
唯一知ってるのは中学の時ずっと同じクラスだった横山 柑奈 (ヨコヤマ カンナ)
「夏花!!入学早々ギリギリじゃない!」
『あ!柑奈〜!同じクラスだったんだ!知らない人ばかりだったから不安だったけど良かった!』
「今から体育館だってさ!行こ」
『うん!』