「へー、今度は千夏チャンか~♪」



「今度はってなんだよ。」



「だって、お前つい最近彼女と別れたばっかだろ??」



「あ?そうだっけ??」



付き合った女なんていちいち覚えてねーよ。



ただの遊びだし。



「お前、悪の象徴だな…。」



「ははっ、お前もな。」



「俺はそんなに悪じゃねーよ!!で、千夏チャンの何が知りたいわけ??」



「んー、まぁ色んなこと??アイツについて知ってる事教えろよ」



「んだよその適当な感じ~。ま、いいや。えっとな…」



ちょっとふてくしながら勇人はお得意の情報手帳、通称【勇人ノート】をポッケから出した。