できれば…てか絶対に俺の存在を気付かれたくない



ここは勇人ひとりで行ってもらうか…。



「あれ?健太ー?」



…遅かったか。



俺に気づいた母親は走って俺のところにきた。



「あ、やっぱり健太だ!やっほー♪」



最悪だ。こんなところで会うなんて。
 
しかも母親は背が小さくて若く見えるから周りが俺の彼女とかなんとか訳の分からないことを言っている。


「やっほーじゃねーし。つかなんでここにいるんだよ」


「なんで?って、旅行に来たのよ。ここ海きれいだしー♪それより、あんたこそなんでここにいるのよ」




はぁ…。こいつほんとに母親かよ。


こどもの学校行事も把握してないなんて

まぁずっと家にいなかったし俺が母親に行ってないから知らなくて当たり前だけども