とりあえずあたしは


部活前の藍斗くんを直撃することにした。






お、自販機の前に林藍斗発見!




「藍斗くーん!」



手を振りながら近づく。




「え、唐沢?」




そう言いながらキョロキョロしてる。




にいながいないのか

全力で確認中ですねー笑





いないって分かって

ちょっとため息。




おいおい、あたしに失礼だろ!





「ごめんねー、にいなはいないんだけど。」




「あ、そ。」




そういえばあたし、

藍斗くんと一対一でしゃべったことないじゃん!




ま、いっか。




「で…なに?」




「藍斗くんってにいなのこと好きだよね?」



お、我ながらストレート。



「はっ⁉」





めっちゃ声裏返ってますけど笑




「ち、違い…マス。」




なぜに敬語だよ笑



てか否定すんのおそっ!




こういう正直なとこ

にいなとそっくり





「ごめん、ばればれだから」



「はぁー…やっぱり?」






にいなレベルに顔真っ赤。





「うん。」




「まじかよー///あー!」




1人でテンパってる…



てか、まだ質問は終わってないし