まだまだこれから先の問題は山積みだけれど――ふたり一緒なら、乗り越えていけると思った。

今のふたり、世間に許される関係ではないが、もう、この気持ちは自分でも止められそうにない。


彼女だって同じに違いない。

すべてを信じて、おれについてきてくれた。


一度、過去に彼女を裏切ってしまった分――未来の彼女は絶対に幸せにしたい。


なんとしてでも、この手だけは離さないと心に誓った。