「なっ?!」
間抜けって失礼だなっ!!!
俺は心配してやってんのにッ
俺がプンプン怒っていると月華はまた笑う。
「だからっ笑うっ…な…っぅ///」
言い返そうと声を上げると俺の胸の中に月華は顔を埋めた。
「月華…?」
様子が可笑しい月華の肩を掴む。
「もう少しこのまま…」
初めて聞く高めの声は俺の胸の高鳴りを大きくするには十分だった。
数分間その状態が続いたが俺は既に限界だった。
「平助、」
「えっ?!」
いきなり声を掛けられ恥ずかしいことに声が裏返った。
月華はクスクスをまた笑う。
あぁ、笑われんのは恥ずかしいけど、やっぱ、月華は笑ってた方がいい。