近藤side
月華の「嘘だ」と言う叫びに驚き藤堂くんの部屋へ向かう
他の者達も騒ぎに駆けつけたのか藤堂くんの部屋の前にいた
「何があった?!」
私は近くにいた総司の肩を掴む
「知っているのは平助だけのようです」
指を指す方を目をやると月華を大事に抱きとめて塀を只じっと睨んでいる藤堂くんがいた。
私は何も履かずに藤堂くんに駆け寄る。
藤堂くんは私に気付いたのか呟くようにさっきの状況の報告をしてくれた
「屋根裏から影が落ちてきて月華は、そいつを時斗と呼んでいました。
それと月夜が長州側と言う事と、兄様と…」
月夜くん?!
月華の話では亡くなったのでは…?
「それと、時斗が“無力な花は咲くことは許されない”とか、なんとか…」
無力な花は咲くことは許されない…?
一つの疑問を残し朝日は昇った。
近藤side*end