『ごめんね』




色んな意味を込めてその文字を書く



皆は「は?」と言う顔をするが私はそのまま続ける



『まず、山崎。
私が絶対に言わないでって言ったから嘘つくしかなかったんだよね?

平助、巡察の時には我を忘れて勝手な行動とってごめん。

土方さん、自分が悪役にならなきゃいけない、だから辛い役割なのに私みたいな奴が現れてごめん。


幹部の皆、黙っててごめん


で、いーくん、黙っててごめん。連絡しなくてごめん。
私だけが生き残ってごめん…』







私だけが生き残った。


父を、母を、今は不明だけど兄を殺したのも私。



私が、無力だったから…