落ち着きを取り戻してくれた土方さんは私の耳元で「大丈夫」だと囁いた。




私はその答えに安心し土方さんの腕から離れる。



そして大人しく布団の上に座り込む



「月華…くん、」



近藤さんは話しかけてくれるが昔の呼び方で少し寂しさを覚えた。



何も言えない私の気持ちを察してくれたのか斉藤さんはいつその場を離れていたのかわからいくらい早く書く物と紙を持ってきてくれた。



ありがとうの意を込めて小さく頭を下げると斉藤さんは微笑んでくれた。



私は何も言わずに筆を走らせた。



















※『』は月華が書いている内容です。