平助side




突然頭を下げた山崎くんに僕等幹部は驚く。



「何だ、いったい…」



土方さんも何のことだかよくわからないように聞き返す。


山崎くんは頭を上げないが何処か悔しさと自分を追い詰めているように見えた。




「本間は月華が近藤さんのお知り合いの方の子やて知ってたんです」



いっきにその場の空気が凍る。

土方さんも何も言わないが拳を震わせている。



「何故もっと早くに報告しなかった…?」



「っ…」



山崎くんは答えてくれない。



「答えろ!」


土方さんも怒鳴り散らす。


その声で山崎くんを追い込んでいく。



「楽しそうやと思いまして」



そしてまったく理解できない事を言った。






平助side*end