山崎side
月華が目覚めるのにそれほど時間は掛からなかった。
「月華…」
声をかけるがなんの反応も見せぇへん月華、
せやけど、
月華も何かに驚くように目を見開いて口をパクパクと動かす
「月華?」
もう一度月華の名を呼ぶと月華は眉を寄せわいと隣にいる藤堂はんに何かを訴えた。
「もしかして、」
藤堂はんは何かわかったかのように声を振るわせた
「声、出ないの?」
その言葉に驚きばっと月華の方を見ると確かに頷いた。
嘘やろ…?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…