「副長!山崎です!月華の正体がわかったので御報告に来ました!!」



中でお前の終わりだなと言った副長は簡単に戸を開けた



中ではぶらりと縄でつるされた月華が赤で染まっていた。



「っ?!」


「月華っ!!!!!」



藤堂はんは傷ついた月華に駆け寄る



副長はそんなの気にしないかのようにわいに早く言えと目で訴えてくる。




「遠藤 月華
江戸出身
遠藤家の遠藤 誠、遠藤 月の間に生まれた長女です。」



その言葉に副長も藤堂はんも目を開く



「ま、待て、遠藤って…」



「近藤さんの親友で恩人だと言っていた方の子です」



調度その時後ろから来ていた幹部と近藤さんも目を見開き藤堂はんの腕の中でぐったりしている月華に目を向けた。








山崎side*end