はっと月華の声で我にかえる。


それと同時なにやら怪しい気配に囲まれている事に気付く。



「20人…くらいか?」



月華のその言葉に驚く、

人数まで気配だけでわかるのか?!



だが、
その気配は一向に姿を見せない


「誰だ?!」



俺は叫んでみる。


すると物影から約20人が現れる



「ちっ、バレたか…」


「まぁ、いい。いくぞぉ?!」


一人の狼士の掛け声で一斉に刀を振りかざしてくる。



俺も月華も刀を振るう


「うわぁ?!」


その声に振り返ると平隊士が押されていた


平隊士の後ろに敵が攻め込もうとしている


危ない!


そう思った時、



「はぁぁぁぁっ!!!!」



ザシュと赤が舞う