平助side
尋常じゃない痛みとあいつの必死な声
自分の身体だ
もう後がない事は解かっている
あの一瞬
たったあの一瞬で変わってしまうなんて…
「月華、俺は、後が、ねぇー…
お前、を一人に、しちまう…
ごめんな?
でも、お前が、好きだ…
だから、
前、世でも会い…たい
だから、一つ…約、束して…ほしい
この糸を前世まで…繋げてく、れ
この糸は俺、とお前、の証…なんだ…
一人、に…しちまうけど、愛、して…る…」
視界が暗くなっていく。
頷きながら俺の名を必死で呼ぶあいつの声
最後に見る顔が泣き顔なんて、な…
「平助ッ…愛してるッ…」
視界が真っ暗になったと同時あいつの温もりを感じた。
平助side*end