「ゴホッ」 口から血を吐く平助と、 腹部の傷を押さえつける私 平助と彼の名を呼ぶ仲間の声。 「いや、いや…平助ッ、何で?! 何で血止まらないの?!」 「月、華…き、いて…」 「誰かッ助けて平助がッ」 「月華ッ…」 精一杯に私の名を呼ぶ彼に耳を傾けた。 月華side*end