私達は隊服を身にまとい御陵衛士がいるところに乗り込んだ。




もちろんそこは戦場




簡単には平助を探せない。




隊服も刀も血で染まりかかったころ





「月華ッ、左之さんッ、新ぱっつぁんッ!!」




「おせぇぞッ」


「まったくだ」


「迎えにきたよッ」





その手を取るはずだった



笑いあうがずだった



抱き締めるはずだった





「裏切り者ぉぉぉぉぉぉ!!!」






彼の腹部に刺さった銀色に光るそれは彼と繋がる糸と同じ色をしていた。





「あ…あ…いやぁぁァァぁぁぁぁぁァァァぁぁァァァぁァァァァ!!!!」