顔が今以上に熱くなるのを感じた。




ふと、平助の横顔が目に映る。



あれ…?


こんなに大人っぽかったっけ…


あ、のろけじゃナイからね?



本当にそう思った。


昔はぎゃーぎゃーと三馬鹿で騒いでいたのに今ではすごく落ち着いていて、余裕が見られる。


うん、やっぱり大人の男性になった…



けど、私はいつまでも…子供だ…



「月華?」


「え?」



大丈夫かとでも言いたげな顔で覗き込んでくる。


私は大丈夫の意を込めて笑って見せるとむーと平助の頬が膨らんだ。



「隠し事?」



…可愛いなぁ…。


むくれる平助には内緒。



「ほら、早く見ないと。」


「…おぅ」



まだ拗ねてる。