朝、目が覚めて隣にいるあいつの頬を撫でる。
スースーと規制正しい寝息が漏れる。
こいつより早く起きたのは久しぶりのような気がする。
いつもあいつの照れながらしてくれる口付けで目を覚ます。
多分、その時に俺が起きるのをあいつは気付いていない。
赤く染めた頬を隠して急いで勝手場に走るあいつの背な眺めるのが俺の日課だった。
眠るあいつの頬に口付ける。
「んん…」
目を擦りながら寝ぼけた頭で俺を見上げるあいつ。
俺が起きているのに驚いたのか勢いよく布団から飛び出した。
「寝坊しちゃった?!」
「珍しいからって、人の顔見て時間を確認するな…
おはよ、今日は早く目が覚めたんだ…」
頬をカッと赤くさせて座り込みながら布団で顔を隠すあいつ。
そんな姿も愛おしくてたまらない。