月日は流れ、屯所内では何も変化は訪れず刻一刻と時が流れていくだけだった。
春には桜が咲いた
皆で花見をし
酔った新八さんの筋肉を自慢されたことも、左之さんの男話も今では幸せな思い出。
夏には花火が散った
咲いてはまた散っていく
寂しくなるがその一瞬の輝きを心に刻み込んだ
秋には紅葉が色どった
ヒラリ、ヒラリ、舞う
楽しそうにそれを追いかける子供たちの頬を撫でた
冬には雪が降った
ポツポツと積もる
世界は真っ白に染まっていった
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