「どうしたんだ、土方さん…」
「平助、話し合え。」
その一言は馬鹿な俺でも十分すぎるくらい理解できる一言だった。
土方さんは俺と月華の態度があまりに可笑しいと思ったんだろう、だから隊務という形で機会をくれたんだと思う。
何だかんだ言って優しい人だから…
「その文はあいつが怪しまないためだ、いいな?
この気に話し合え」
それだけ言うと土方さんは俺に背を向け机に向かった。
隣にいた近藤さんは少しばかり目を見開いていたけどすぐにそんな土方さんに小さく笑っていた。
その意味が少しわかるけど言わないでおく。
ありがとな、土方さん…
俺は急いで着替えを済ましてあいつの元へと走った。
なぁ、月華。
かっこ悪いこと言うけど、お前はそんな俺でも許してくれるか?
…まだ、好きでいてくれるか?
平助side*end