「へい、「黙って」




私の言葉は平助の低い声に遮られ平助の唇、舌は私の首筋を行き来する。





「でも、駄目っ、これ、いじょーわぁッ」




私の声が届いてくれないのか平助の手は腰から上へ上へと上ってくる。



「らめぇッ」


「こんなに感じといて?」



「ん、だって、」



「だって、何?」



「つぅ~~~~~///」




もぉ駄目だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ←壊れた




――ドンッ



勢いよく平助の胸板を押し返した。


荒れた呼吸を整えるため肩で息をする。



俯いて赤い顔を隠しているとはぁーと溜め息が聞こえた。




「なぁ、本当は好きじゃねぇだろ?」


「え?」



意味が解からず間抜けな声を出してしまう。


平助の表情はとてつもなく苦しそうだった。








「今夜は俺、近藤さんの部屋にいさせてもらうは。」



そう言いながら平助は一度も私と目を合わすことなく静かに部屋を出て行った。