し、しかし…
早く離して欲しいっ…///
皆の視線が私と平助達を交互に見る。
平助を見る視線は普通だからいいものの私に向ける視線は目が三日月に曲がっていた。
シュ~
お湯の沸くような音が聞こえる。
「おいおい、月華が死にそうだぞ…照れすぎて、」
左之さんの言葉で気付く、
自分の顔が真っ赤になっていたことに…
さっきの音も自分のものだったという事実にまた顔が熱くなった。
「はぁー…平助離れろ」
「ちぇっ、」
土方さんが平助を睨むと渋々だが離れていった。
その隙間に入る風が少し寂しかったり…
「あ、今寂しいとか思っただろ!!」
図星をつかれ勢いよく顔を上げると目に飛び込んできたのは筋肉だった。