「ねぇ、何で私はこんなにも無力なの?!」






悲痛な声に胸が苦しくなった。




「何で私は何一つと守れないの?!



…何で私なんか生まれt「それ以上言うなっ!!!!!!」







俺の怒鳴り声に身体を震わせたあいつ。




申し訳なく思いながらもあいつの身体を抱き寄せた。




「お願いだからさ?
自分のことなんかとか言うなよ…
それに、前にも言ったろ?
生まれてきちゃいけねぇ奴はいねぇって。

それに無力と悔いるなら、俺と強くなろうぜ?

な?」








また涙を流しながらもあいつは俺の肩に顔を埋めてたしかに「ありがとう」と呟いた。













平助side*end