部屋しん――としていて気を利かせてくれているのか平助も戻ってこない。




自分が持っていた荷物が月光でキラリと輝いて見えた。




私はそれに引き付けられるように手にとり誰にも気付かれないように屯所を後にした。















私の頭の中には、『失敗』と『成功』、この言葉しかなかった。















月華side*end