「すまなかった…」



腰を下ろすと土方さんとは考えられないほど弱々しい声で呟いた。
けど、その言葉は私の心をえぐる事しかしなかった。



失敗してしまったのは私なのに、何で土方さんがそんなに悲しそうに顔をゆがめるの?
だいたい、私が我慢すればよかったんだ、
ううん、此処の人は皆優しい、なら心配かけないようにもう少し上手くすればよかっただけの話なのに…




「本当にすまない…」




近藤さんまでもが謝ってくる。

悪いのは私なのに、





私は何も言うことなく戸の方へと歩いた。



「月華?」



と名前を呼ばれるけど一人になりたい。


此処にいたくない…










皆の顔が見れない。