平助side





今俺は土方さんの部屋にいる。



「月華は何処ですか?!」



巡察から戻ると入るはずの月華は部屋にいなかった。

何処かにいっているんだろうっていつもなら思えたのに、

何故か胸騒ぎがしてならなかった。



「何処にいるのか教えてください!」



俺が問い詰めてもだんまりを決め込んでいるらしい。

隣にたまたまいた近藤さんはおろおろしていた。



「土方さん!」


「はぁー…平助落ち着け」



要約話してくれる気にでもなったのか、
俺が立っている方へ身体を向けた。



「詳しい事は言えねぇー…が、あいつは大丈夫だ」



そうだけ言ってまた机に向かった。



「何だよ、それ…!
あいつは女なんだぞ?!
もし、万が一の事があって危険なメにあったらッッ!!」


「大丈夫だ!解かったら出て行け」



そう言った土方さんは俺を追い出した。

くそっ…!

何もできない事が悔しい!!!!!




平助side*end