しばらく隠れているとススムと思われる奴が店の戸な乱暴に叩いた
「おい!ここの者はおらんか?!」
「へぇ、只今」
乱暴に叩かれた戸をゆっくりと開ける
「何ですかいな?」
「此処に黒髪で黄色い着物を着た娘が来なかったか??」
「あぁ、その娘はんならあちらの方へ走っていきましたよ?
えろぉ焦ってたよぉですけど…」
「そうか!すまないな。礼を言う」
そう言うとススムは走って行った
此処からが本番だ。
絶対に成功させてやる
「もぉ出てきてもええょ」
「はい…本間ありがとうございます。
御迷惑をお掛けしました…」
私が出て行く振りを見せると古高が私の腕を掴んだ