部屋についたのはいいのだが、

何をどう準備すれば…


そんな事を考えていると屋根裏からススムと思われる気配が現れた



「ススム、何?」


「あちぁ~バレた」


「本当隠れるの下手」


私が馬鹿にしてやると「ちゃうわ」と顔を真っ赤にさせて降りて来た。


そして白い布で包まれたものを手渡される



「これ…」



中は女物の着物。
久しぶりにその滑らかな生地に触れた。


ちょっと嬉しい…



「ありがとう///」



私は嬉しさを隠しきれず声が弾んでしまう。


そんな自分でも思うくらい珍しい姿にススムも「ほぉ~」なんて言ってニヤけながら私を見てくる。


恥ずかしくなった私はススムに一発入れて部屋を追い出した。


でも、とても嬉しい。


着物は黄色を中心としていて小さい花が咲いている。



「可愛い///」