そして御上から私達は隊服と言う物を頂いた。
「おぉ~かっけぇー!
俺が一番似合ってねぇか?!」
浅葱色の羽織は少しばかりか派手な気がするけどどこか嬉しい気持ちがあった。
「なぁなぁ、月華!
俺が一番似合うよな?!」
「いーや、俺だね!」
「見よ!
俺の美しさを!」
上から平助、原田さん、永倉さんと続く。
やはり三馬鹿は馬鹿だ。
けど、
最近の私は何処か可笑しい。
「うん?どうした?
やっぱり俺が一番?」
へへ、冗談だよと笑う平助にドキっとする。
胸が痛いとかではなくてキュとする痛み。
心の臓がバクバクといっている。
自分でも顔が赤くなっているような気がする。
この気持ちは、何…?
月華side*end