巡察は何かあることなく無事に終わった。


そしてあいつも変わらず笑っている。


そんな姿を見てさすがに他の皆もあいつを見るとき凄く悲しそうだった。


俺が風呂から戻ってくるとあいつは既に寝ていた。


寝ている時もその作った笑顔は張り付いていた。


親指であいつの頬を撫でる。


あの時、気付かない振りをしなかったら、お前は…













無理に笑わなかったか?


苦しむことはなかったか?









平助side*end