そんなこんなでようやく解放してもらえたのは、夜も11時を過ぎてからだった。
先生にはちょくちょくメールをしてたけど、心配してるだろうなー。
そして店から出て、人通りが少なくなった交差点で見つける…白いインプレッサ。
着いてこないでって言ったのに!
まさかずっとここで見張ってた訳!?
恐る恐るインプレッサに近づき、運転席を軽く叩いて先生の様子を窺った。
スルスルと窓を開けた先生の顔を見るからに、特に怒った様子は見受けられない。
「早く乗れよ。寒いだろ?」
良かった、機嫌悪くない。
安心して助手席に乗り込むと、先生がわずか3秒で80キロまで車を加速させた。
ここ公道!まだ対向車いっぱいいる!
大通りでこんなハイスピードで跳ばすなんて何考えてんの!?
機嫌が悪くないなんて勘違いしてたのに私が気づいたのは、先生がよく行く峠で、いつもよりタイヤを無駄に磨り減らした後だった。
……つまり、悲鳴も上げれないほどのドリフト捌きを見せつけられて。
しかも終始無言で。
これはこれで、おっかない。
まだ登りでタイムアタックをしそうな先生に、「……ごめんね。もうコンパなんて行かないよ。あの雰囲気嫌いだし」……そう告げると、ようやく先生が私の方を見てくれた。
「絶対ぇ行くな。行ったらお仕置き」
「……これだって十分お仕置きじゃん」
ほんと、困ったもんだよね。
先生にはちょくちょくメールをしてたけど、心配してるだろうなー。
そして店から出て、人通りが少なくなった交差点で見つける…白いインプレッサ。
着いてこないでって言ったのに!
まさかずっとここで見張ってた訳!?
恐る恐るインプレッサに近づき、運転席を軽く叩いて先生の様子を窺った。
スルスルと窓を開けた先生の顔を見るからに、特に怒った様子は見受けられない。
「早く乗れよ。寒いだろ?」
良かった、機嫌悪くない。
安心して助手席に乗り込むと、先生がわずか3秒で80キロまで車を加速させた。
ここ公道!まだ対向車いっぱいいる!
大通りでこんなハイスピードで跳ばすなんて何考えてんの!?
機嫌が悪くないなんて勘違いしてたのに私が気づいたのは、先生がよく行く峠で、いつもよりタイヤを無駄に磨り減らした後だった。
……つまり、悲鳴も上げれないほどのドリフト捌きを見せつけられて。
しかも終始無言で。
これはこれで、おっかない。
まだ登りでタイムアタックをしそうな先生に、「……ごめんね。もうコンパなんて行かないよ。あの雰囲気嫌いだし」……そう告げると、ようやく先生が私の方を見てくれた。
「絶対ぇ行くな。行ったらお仕置き」
「……これだって十分お仕置きじゃん」
ほんと、困ったもんだよね。