3日ってのは早かったけど、1日がこんなに早かったのは生まれて初めてだと思うった。風のように、嵐のように。

ホントに早くて。

あぁホント、信じらんない。

「はい、ではこの時間は廊下掲示の感想を書いてその後席替えをして移動教室の感想文を書きます」
「…だってよ?」
中西尾がこちらを見て言った。
「最後でいいのに〜」
私のブーイングなんて、
いつも騒がしいクラスには全く聞こえず、もちろん先生にも聞こえない。