え……?
いきなりの出来事に私は困惑してしまって言葉も話せなかったんだ
「お前さ、寝癖すげぇよ?」
………ええっ!?!?
慌てて私は自分の頭を手ぐしで直し始めたんだけど……
なんなの!あいつ!!
初対面のくせに口は悪いし
しかも、いきなり恥ずかしいこと言うし…
転校初日から最悪だよー……
そんなことを思っていたら、教室のドアが開いた
「事情があって引っ越してきました!若林春です!よろしくお願いします」
挨拶を終えた私は、席についた
「はるかぁ…よろしくね!私は水田千世(みずたちせ)席が隣だし、よろしく!」
「うん!千世、よろしくね!」
左隣は千世か……いい人でよかったな…
「俺は和也!廣瀧和也ね!(ひろたきかずや)わからないこととかあったらどんどん聞いてよ♪」
前の席は和也…笑顔がとても素敵だな……
にしても、私の右隣は誰だろう?ホームも終わったのに来ないなんて……
そんなことを思っていたら、いきなり教室の後ろのドアが空いた
「とーま!!お前、また遅刻だなー??」
和也が立ち上がり、その人の方へと向かったんだけど、そこにいたのは……