せつらがあたし体の下の方へ手を伸ばして、とうとう触ってほしかったとこを撫で回した。


「睦月はどこがいいの?」


指でつつ…とゆっくりそこを揉まれると、あたしはもうどうしようもなくされるがままにせつらに溺れた。


「あ…っ…や……だめ、そこぉ……」

「ここがいい?」


ダメだって言うのに。


こんなの、陸斗はしてくれなかった。


だから知らない。この先がどうなるのかも。



「すげ…。睦月、溢れてる」


あたしはもう言葉すら言えなくて、せつらの指に翻弄されていく。




いきなりせつらの指からぴりっとした感覚が全身を貫いて、段々頭の中が真っ白になっていく。


「やぁ…ふ…っ、ね、もぉ……やだ、やあぁぁぁっ」

「……指でイッたの?」


……今のが、そうなの?


「……分かんない……。気持ち良すぎてっ……、こんなの初めてで……」


こんなに気持ちいいと、涙が出てくるの?


「睦月、今までそういう事なかったの?」


あたしはこくこくと頷いた。


「なんか嬉しいな。睦月の本当の初めては俺がもらったんだ?」