「漢字の『雪羅』より、平仮名の『せつら』の方がイメージ的に柔らかくない?平仮名で『せつら』でいいなら、呼んでもいいかな?」
「ぶは!なんか可愛いな、それ」
可愛い?そうかな?
「いや、俺の名字が『氷室』だろ?しかも名前にも『雪』が入っててさ。寒いとか冷たい名前とかよく言われる」
「じゃあ、やっぱり『せつら』」
「うん。いいな、なんかこういうの」
せつらのその顔は、今まで見た中でもとびきり優しい笑顔をしていた。
なんだろう。
せつらが笑うと、あたしも嬉しい。
翌日の昼休み、陸斗に空き教室に呼び出された。
「ぶは!なんか可愛いな、それ」
可愛い?そうかな?
「いや、俺の名字が『氷室』だろ?しかも名前にも『雪』が入っててさ。寒いとか冷たい名前とかよく言われる」
「じゃあ、やっぱり『せつら』」
「うん。いいな、なんかこういうの」
せつらのその顔は、今まで見た中でもとびきり優しい笑顔をしていた。
なんだろう。
せつらが笑うと、あたしも嬉しい。
翌日の昼休み、陸斗に空き教室に呼び出された。