先生の話が終わり バックに荷物をいれてると


『高橋さんだよね!』
前の席の女の子に話かけられた


『はい…』

私がポカーンとしていると


『あたし、蒼衣花!花って読んで!』


花ちゃんかぁー、かわいい名前だな~。

『よろしく!』


私は笑顔で答えた


『俺もまぜてっ!』

横から木崎くんが顔 をだす。


『名字はわかるけど、名前なんて言うの?』


木崎くんがまた笑いながら聞いてきた


『高橋友香です。』

私は頬が赤くなったのがわかり、とっさに下をむいた


『友香ってよく下向くよな~』


チラチラこっちをみてくる。


『まじないな~!!ありえない!きもい!帰れよ!!』

そんなこと言われたって、わざとじゃないのに…


『ごめん、私帰るね!』


私は涙をこらえながら、教室をでた

(私って涙もろいな……)


悔しさで涙がでる



『うぅ…うっ……』

私がろうかのすみで泣いていると…