「留年決まった日、泣き腫らした目でメダルゲームやってたときに声をかけて来たのか玲央だったーー…」




遠くを見る奈津子さん
まるで大切な人を見るような…



私はそれを見て鈍器で殴られた気分になった


「お前、一人かって。一人なら一緒に遊ばないかって」


私のときは…ハルだった




「だから、ね。玲央にはすっごい感謝してるの。あのままだったら私多分、壊れちゃってた」


ああ、そっか