私たちは奈津子さんが暑いと騒ぐのでかき氷を買って木の下の縁石に座った


「紗弥香ちゃん、私のこと何歳だと思う?」


「えー、18とか」

「ハズレ。ハタチ」


「ハタチ⁉︎」


「あらー、本当に若く見てくれてたんだ。嬉しいっ」

「てっきり高3くらいかと…」

「あはは、ないわー。私、大学生だし」





そこで奈津子さんは少し表情を曇らせた

「大学生、だったし…かな」

「え?」