流山先生と並んで『SHIRAKI』まで歩く。

 シゴトといえばシゴトの話だが、白木氏のお店に着くまでの間に流山先生はエロ妄想トークを繰り広げていた。 流山先生のキャラ得なのか、完全なる下ネタなのに気持ち悪さは全くなく、むしろ楽しかった。

 『SHIRAKI』に到着し、ドアを開くと、

 「いらっしゃいませー」

 今日はタケくんが迎えてくれた。

 「すみません、今日は満席で・・・。 カウンター席でも宜しいでしょうか??」

 タケくんが申し訳なさそうにワタシを見た。

 ワタシはパスタさえ食べられればどこでもいいけれど・・・。

 伺いを立てる様に流山先生を見ると、

 「僕は別にどこでも構わないよ」

 流山先生が優しく笑い返してくれた。

 やっぱり流山先生は素敵なオジサマだ。