「カトリック教徒ヘヴン」

カタリナは言う。

反逆者とも、異端者とも呼ばなかった。

カトリック教徒、自らの同胞と呼んだ。

「私は貴方を信じます…神に選ばれ、その聖痕を与えられた唯一神と同一の存在である貴方の言葉を信じ…真実を見極める為に行動を共にしましょう」

「…いいのか、シスター・カタリナ。共に来るとはいえ、事態が収拾するまで身を隠しておくというやり方もある。俺と行動を共にすれば、君まで異端者というレッテルを…」