「…明日だ」

ヘヴンは言う。

「一旦この宿で態勢を万全に整え、明朝夜明けと共に正面から突入しよう。策を弄した所で、メサイアに知れるのは同じ事だからな」

「わかりました」

「……」

頷くカタリナとジャンヌ。

それまでは各自、体を休めて明日の決戦に備えて英気を養う事になる。