「アヴィニョン教皇庁から派遣されたカトリックの祓魔師、ジャンヌ・ダルクという…ヴァチカンからの指令で聖釘を入手しにきたヘヴンを粛清する事が目的でした」

包み隠す事なくカタリナに語るジャンヌ。

「ヘヴン」

カタリナはすぐに立ち上がるが。

「待ってくれ」

そんなカタリナをヘヴンは制する。

「ジャンヌはもう俺達の敵じゃない。確かに聖墳墓教会では一戦交えたが、彼女は俺の説得に応じて納得してくれた。俺達と行動を共にすると言ってくれたんだ」

「……」

同じヴァチカンからの刺客にランスロットを討たれたカタリナは、すぐにジャンヌを信用する事が出来ないが。