「その私の婚約者が、この学園の生徒会長。・・・彼は、三津谷財閥の息子なの。」

「だから、婚約者のことについて謝ったってワケ?」

香我美が、頷いた。

「・・・けんなよ。」

「・・・え?」

「ふざけるなっつったんだよ!!」

・・・・沈黙が、長い間続いた。

「・・・ワリィ。お前に怒鳴ることじゃなかったよな。」

「いえ・・・。それよりも、ふざけるなって・・・なんで?」

「オレが言いてぇのは、本人に・・・生徒会長が、直々に謝れっっていうこと。」