かぁぁぁぁぁぁっっ!!
キス、という言葉に照れたのか、香我美の顔がまるでパラメーターのように一段階づつ赤くなった。

「・・・・恋愛には、ウブなのか・・・。」

本音がポロリと口をついて出た。

「・・うるさいっ!!」

そろそろ、話を進めなければ。
女のことなんて、苦手だし。
女と一対一で話すなんて、何年ぶりだ?

「・・・今、ここに来たってことは、お前も学校行ってねぇんだよな?」

「・・・えぇ。」

理由は、おそらくオレと同じだろう。
ほとぼりがさめるまで・・・。

「・・・話、だけど。」

「・・・・話せよ。」