私は橋本玲菜。
 高校1年生のごく普通の女の子

  学校もすごく
  楽しかったけど、
 君に出会えた時間はなによりも
  誰よりも幸せだって思えた。


 「 玲菜! 」
 
  親友の声がする。
 
 「 なに? 」

 親友はずっと私の味方でいて
  くれてた。渡辺奈々。

 小学生からのずっと親友。

  何を相談するのも奈々だった。

「 彼氏さんよんでますよぉ 」
  
  にやにやしている奈々を
 ほったらかして彼氏のところまで
   小走りではしった。

 織田春哉。1年前からの彼氏。
私の幼馴染だったけどあの事件が
 あった以来ずっとそばにいてくれた。

 「 春哉。」
 「 玲菜、ご飯いっしょに食べない?」
 「 うん。」

 私と春哉はいっしょに屋上で
   ごはんを食べることにした。
 
 いつものことだから全然緊張とか
  しないんだけど。

 「なあ玲奈。俺んちこない?
  今日。」

  「うん、いくいく!」
  
 だいたい誘われるときは何かが
   あるときで ・・
 私は予想はついていた。
  だけどあの時のように
 捨てられることはもういやだった。

  すごくこわかった。

 だから捨てられないように
  捨てられないようにって・・