「…バイト先でも、別に笑ったっていいじゃん。お前の笑顔、すごくいいのに。」

「…はぁ?」



しまった、と思った時にはもう遅かった。





あおが手に持っていたフォークを投げつけ綺麗な照りのかかった魚の乗った皿を床に落とす。





ガシャン、と嫌な音がして淡い青の皿が床に無残に砕け散った。