愁洩 「……恋嘩…???」



嫌な予感がして、愁洩が駆け寄る。



恋嘩 「ぅッ……」

愁洩 「恋嘩じゃねぇかッ!!!どーしたんだよ!!!」

恋嘩 「お腹が…痛くてッ…。でも…大丈夫…すぐ治まるからッ」

愁洩 「何言ってんだよ!陣痛来たんじゃねぇのかッ?!」

恋嘩 「まだッ…だと思うんだけどッ……」

愁洩 「ちょッ…どッ…どーしたらッ…」

美蘭 「!!!恋嘩ッ!」



美蘭が恋嘩に気がついた。



美蘭 「きたのッ?!」

愁洩 「美…美蘭!俺…どーしたらいいか…」

美蘭 「大丈夫!まだ我慢できるね?恋嘩!」

恋嘩 「うんッ…」

美蘭 「もうタクシー来てくれたから!さ!病院行こッ?」



美蘭と愁洩で、恋嘩をタクシーに乗せる。



愁洩 「もう産まれんのか?!」

美蘭 「ううん…まだだと思う…。また産まれそうになったら電話するから!」

愁洩 「あぁ!わかった…」



バンッ…ブロロロ…



愁洩 「………大丈夫かよ…」



愁洩は携帯を見る。



愁洩 「―――――ッ!やべッ!遅刻!!!」